研究課題/領域番号 |
20K13978
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | 奈良県立医科大学 |
研究代表者 |
盛本 翼 奈良県立医科大学, 医学部, 助教 (90613795)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | メンタルヘルス・リテラシー / 教育 / 精神疾患 / スティグマ / 学校 |
研究成果の概要 |
学校教員を対象にDVD教材を用いたメンタルヘルス・リテラシー教育を実施し、精神疾患に関する知識やスティグマ、精神症状をもつ生徒を支援する意欲に変化が生じるかを検討した。参加者を50分間のメンタルヘルスに関する動画を視聴する介入群(n=49)と、その間、待機する対照群(n=43)とに無作為に割りつけた。結果、介入群では対照群と比較して、精神疾患に関する知識と、うつ病の生徒を支援する意欲が有意に向上した。一方で、精神疾患に対するスティグマは、有意に低減しなかった。
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自由記述の分野 |
精神医学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
短時間の映像教材によるメンタルヘルス・リテラシー教育が、学校教員の精神疾患に関する知識のみならず、精神的不調を来す生徒を援助する意欲を向上させた。このことは、学校における生徒へのメンタルヘルス・リテラシー教育に先立って、教員にメンタルヘルス・リテラシー教育を行うことの有用性を示唆している。一方で、精神疾患に対するスティグマは低減しなかったため、新たな介入方法を模索する必要があると考えられる。
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