社会科授業観を獲得するためには、同僚をはじめモデルとなる先輩教師、管理職、大学教員などの指導者の存在が重要である。つまり、支援を得ながら、自分自身の意志で社会科授業にコミットしているということになる。新たな授業観は、誰かに教えられて獲得できるものなのではなく、自ら「試行錯誤しながら社会科授業を実践する」「社会科教育について研究する」ことによって獲得できるものである。これは、研究対象者がセルフスタディを行っていたと考えることができる。そして、同僚をはじめモデルとなる先輩教師、管理職、大学教員などがクリティカルフレンドである。今後、セルフスタディを広めていくことが課題となる。
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