研究課題/領域番号 |
20K14075
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研究機関 | 国立研究開発法人国立成育医療研究センター |
研究代表者 |
黒神 経彦 国立研究開発法人国立成育医療研究センター, こころの診療部, 医員 (70849471)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | もぐらーず / 連続遂行検査(CPT) / 注意欠如・多動症(ADHD) / ロジスティック回帰分析 / 予測モデル |
研究実績の概要 |
本研究では「もぐらーず」というモグラたたきを模した連続遂行検査(CPT)で、注意欠如・多動症(ADHD)群、非ADHD群のデータを抽出、比較し、同CPTをADHD診断判別の客観的指標として確立することを目的としている。 令和3年度には、非ADHD群として、近隣公立小学校普通級から児童を募集し、病院個室で医師が付き添いにて個別に検査を施行した。計64名(男児:37名、女児:27名)で検査を行い、本研究の基準を満たした計50名(男児:28名、女児:22名)のデータを収集した。 また、ADHD群としては、令和2年4月~令和3年12月に当科受診歴がありADHDの診断に該当し「もぐらーず」を施行していた症例から計40名(男児:31名、女児:9名)のデータを収集した。 今後、これまでに作成したADHD診断の予測モデルの検証を行っていく。 研究成果については、令和3年度の複数の学会で発表を行った。論文については査読中となっている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
コロナウィルス感染症の影響があり、当初の目標人数には至らなかったが、非ADHD群を近隣小学校から公募し、データを収集することが出来た。ADHD群データは、当科受診歴がある症例からデータを収集できた。 「もぐらーず」をADHD診断評価ツールとして利用するための予測モデルについては基礎的な部分について既に作成している。
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今後の研究の推進方策 |
今後、2群について、新たに集積したデータをもとに、予測モデルの追加検証を行う予定。
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次年度使用額が生じた理由 |
令和3年度は、コロナウィルス蔓延の影響もあり、近隣小学校での非ADHD群公募で集まった人数が目標よりやや少なかったこと、公募に関しての人件費が予想ほどかからなかったことがあり、次年度使用額が生じた。今後、学会参加、論文作成などに付随して、繰り越した助成金の使用を予定している。
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