「もぐらーず」という連続遂行検査(CPT)を、注意欠如・多動症(ADHD)群、非ADHD群で施行後、その結果においてロジステイック回帰分析を行い、ADHD診断の予測モデルを作成した。ADHD群は当科受診歴がある症例から計163名(男児:132名、女児31名)を選定した。非ADHD群として、既報論文から二次利用した計153名(男児:69名、女児:84名)に加え、近隣小学校から募集した計50名(男児:28名、女児:22名)を選定した。ADHD群では不注意優勢型と混合型が認められたが、いずれの型においても、9割前後の確率で非ADHD群との判別が可能であった。
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