本研究では、大学教員および大学院生を対象に、アクティブ・ラーニング(AL)型授業の効果的な設計を支援するツールを開発した。開発したツールは、「目的カード」「方法カード」「評価カード」の3種類のカードと、それらを用いて授業設計を行うための「ワークシート」で構成されている。将来大学教員を目指す修士課程および博士課程の学生15名を対象にオンラインワークショップを実施し、ツールの有効性を評価した。結果、参加者はAL型授業設計に関する知識とスキルを向上させ、ツールが「目的-内容-方法-評価」の一貫した授業設計に寄与することが示された。
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