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2022 年度 研究成果報告書

VR技術を用いた大学野球選手および指導者育成の試み

研究課題

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研究課題/領域番号 20K14099
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分09070:教育工学関連
研究機関新潟医療福祉大学

研究代表者

鵜瀬 亮一  新潟医療福祉大学, 健康科学部, 講師 (00793291)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワードVR / 状況認知 / 指導者育成 / 選手育成 / 大学野球 / 投手
研究成果の概要

本研究では熟達指導者が試合中に「どこを見て」「何を感じているのか」を収録したVR視界動画を作成した.それらを将来野球の指導者をめざす学生に視聴させ,その前後での状況認知の変化を検証した.その結果,VR視界動画視聴前は何も語っていなかった場面で,その影響を受けたと思われる状況認知が現れたり,視聴から得た知識をもとに全く新しい状況認知を推論的に示す学生が現れた.監督の直接的な指導を伴わない状況下でも,VR視界動画を用いることで選手起用の意図や采配に関する知見が習得されることが示唆された.

自由記述の分野

situation awareness

研究成果の学術的意義や社会的意義

熟達者からの「わざ」の伝承は日本社会の様々な分野における長らくの課題でありながら,充分な解決に至っていない.スポーツ指導の現場においては,「わざ」の伝承それ自体の困難さに加え,部活動時間短縮や働き方に対する意識変化,新型コロナウィルス感染症の影響により対面で時間をかけながら伝承することが難しい社会環境に直面しているからだ.このような環境下において,熟達指導者の直接的な指導を伴わない状況下でも効率よく技術論や野球観などの知見が伝承されることが本研究で示すことができた.

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公開日: 2024-01-30  

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