| 研究課題/領域番号 |
20K14126
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| 研究機関 | 東京大学 |
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研究代表者 |
白岩 祐子 東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 講師 (40749636)
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| 研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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| キーワード | 死後観 / 死後生 / 死後世界観 / 民俗学 / 死生学 / 文化人類学 |
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| 研究実績の概要 |
当該年度は疫病（COVID-19）の流行により社会情勢が大きく変化し、人々の死生観への影響も想定されたことから、日本人の死後観を明らかにすることを目的とする本調査を実施することが困難であった。そのため当該年度は尺度構成のための文献講読と要素の抽出に集中的に取り組むとともに、すでに取得していた関連テーマに関するデータの整理と分析、および論文化に注力することとした。
その結果、日本史、死生学、宗教学、文化人類学（民俗学）などの隣接領域から近現代の死後観（の形態と内容）を幅広く収集するに至った。これらは後述する予備的研究を補うものと位置づけられる。また、死がもたらす対人関係上の機能、遺品がもつ意味、そして日本人の死後観をめぐる予備的な調査の結果を論文化し刊行した。
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| 現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
研究の第一段階となる尺度の標準化は上記（研究実績の概要）理由から困難であったが、人々の死生観に関わる社会情勢が復旧ないし軽減し次第、実施することができる状態まで準備しえた。
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| 今後の研究の推進方策 |
当初予定通り、第一段階として日本人の死後観をひろく網羅する尺度の作成と標準化をめざし、その後、作成した尺度を用いて、死後観の機能を明らかにするための実証研究を第二段階として行う。
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| 次年度使用額が生じた理由 |
前掲の理由から当該年度において尺度の作成と標準化のための本調査を実施することができず、その分の予算が未使用となった。調査の実施は翌年度に繰り越すことで費消される見込みである。
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