研究課題/領域番号 |
20K14162
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研究機関 | 東京未来大学 |
研究代表者 |
仲嶺 真 東京未来大学, モチベーション行動科学部, 特任講師 (70812056)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 恋愛 / 結婚 / 結婚活動 / 婚活 / ライフコース / 成人期 |
研究実績の概要 |
本研究では、成人期未婚者のライフコースにおいて、恋愛がどのように位置づくのかを明らかにした上で、その位置づけを支援することによって、自分にとって望ましいライフコース設計および主観的幸福感の向上につながるのかを検討することを目的としていた。 しかし、新型コロナウィルスの影響で研究計画の変更・修正を余儀なくされた結果、昨年度は、これまでに実施したインタビュー調査データの分析を行うこととした。現在、インタビュー調査データは、半分程度の文字起こしが終わっている。残りの文字起こし終了後に、詳細な分析を開始する予定である。加えて、今年度、追加でインタビュー調査を実施する計画を立てている。 また、これまでの研究の結果から、恋愛(とその支援)を捉える視点を検討し直す必要性が生じ、そのための理論的検討を行った。まず、恋愛を恋人(他者)との関係性として捉える必要性を、恋愛スタイルという概念を批判的に検討することで主張する予定である(論文発表準備中)。続いて、恋愛感情を、さまざまな事象(他者、制度、出来事など)との関係の中で生じる現象として捉え直すための方法論と、その研究例について、上記データをもとに論じる予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
理論的検討と、実際のインタビューデータとをどのように整合性を取るかに時間がかかっている。
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今後の研究の推進方策 |
理論的検討を進めるとともに、得られたデータの分析を行う。それに基づき、目的1「恋愛を規定する生活領域にはどのような要素があるのか」、目的2「時 間的展望が現在の恋愛とどのように関連しているのか」を検討する(必要があれば、追加で調査を行う)。 支援方法に関しては、理論的検討の結果、もともとの計画のままでは極めて難しいが、引き続き別のかたちで支援方法がないか、検討している。
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次年度使用額が生じた理由 |
当初の計画から大幅な研究計画変更が生じたため。翌年度は、インタビュー調査データの文字起こし、論文発表の校閲費、学会参加費として使用する予定である。
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備考 |
失恋の葛藤にたいして意味はない https://www.note.kanekoshobo.co.jp/n/nd8d30dd7b903
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