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2022 年度 研究成果報告書

曖昧な発話を解釈する能力の認知的基盤:ズレの「検出」と「反応」に着目して

研究課題

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研究課題/領域番号 20K14176
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分10020:教育心理学関連
研究機関常葉大学 (2022)
九州女子大学 (2020-2021)

研究代表者

村上 太郎  常葉大学, 保育学部, 准教授 (20762074)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワード指示対象付与 / 語用論 / 選択的信頼 / 他者意図理解 / 幼児
研究成果の概要

本研究は、指示意図を解釈する語用論的処理「指示対象付与」に着目し、社会的場面(他者のやりとり場面)における幼児の指示対象付与方略の発達過程を、選択的信頼パラダイムを用いた行動実験によって解明することを目的とした。
その結果、発話解釈の適切性を第三者的な視点から評価する能力は3-4歳児でもある程度みられ、明示的に評価できるようになるのは5-6歳児であることが示された。また、3-4歳児でも、文脈に応じた適切な解釈を行わない他者より適切な解釈を行う他者から選択的に学習をすることが示された。

自由記述の分野

発達心理学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の結果から、発話解釈の適切性を第三者的な視点から評価する能力は3-4歳児でもある程度みられ、明示的に評価できるようになるのは5-6歳児であることが示された。また、3-4歳児でも、文脈に応じた適切な解釈を行わない他者より適切な解釈を行う他者から選択的に学習をすることが示された。これらの結果から、二者間のコミュニケーションがかみ合っているかどうかを第三者的に評価する能力は幼児期において既に獲得しており、さらにはコミュニケーションがかみ合っていない人よりかみ合っている人から選択的に学習する可能性を示唆している。

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公開日: 2024-01-30  

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