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2020 年度 実施状況報告書

Understanding and Reducing Emotional Difficulties in Gaming Disorder

研究課題

研究課題/領域番号 20K14208
研究機関国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター

研究代表者

浜村 俊傑  国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター, 認知行動療法センター, 特別研究員 (20866470)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワードゲーム障害 / 感情障害 / 感情制御 / 行動嗜癖 / スマートフォン利用
研究実績の概要

本年度は,新型コロナウイルス(COVID-19)感染拡大のため研究計画を一部変更した。昨年度実施した調査研究を用いてCOVID-19感染拡大前と感染拡大中におけるゲーム利用を含めたスマートフォン嗜癖の変化を検証した。感情的スマートフォン利用を含めた測定項目を用いた。日本人成人を研究協力者とし調査会社を通じて反復測定を実施した。データ解析には測定項目の変化に加えて年齢,性別,パーソナリティ特性の調整効果を検証した。得られた結果をまとめ学術雑誌に原稿を投稿した。
次に当初の研究計画であるゲーム障害と感情障害の関連を調べるための研究計画を立てた。感情障害,感情制御,親子関係,養育態度に関する文献を調査し先行研究の知見と課題を明確化した。ゲーム障害に関する尺度は多数存在するが,動機づけやゲーム体験などゲーム嗜癖と関連する日本語の尺度が不足していることが明らかになった。また感情障害とゲーム障害の関連においてはゲーム障害の重症度によって関連が異なること,保護者の感情問題は子どものゲーム障害と関連があることを明らかにした。これらの知見を踏まえて,ゲーム利用に関する尺度の標準化を行う計画を立てた。また子どもと保護者を対象にゲーム障害と感情制御の関連,ゲーム障害と親子関係,子どものゲーム障害と保護者の感情障害の関連を明らかにすることを研究のリサーチ・クエスチョンとし研究計画を練った。来年度にデータ収集を行うために,所属機関の倫理審査の書類を作成を行った。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

研究計画に一部変更があった。

今後の研究の推進方策

来年度は倫理審査および事前登録を行いデータ収集を行う。

次年度使用額が生じた理由

本年度に計画していた研究計画に一部変更があったため,データ収集および謝金の支出を来年度に延期することにした。

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公開日: 2021-12-27  

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