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2023 年度 研究成果報告書

親の報酬と罰への反応傾向と子どもの適応:ペアデータによる検証と介入手法の開発

研究課題

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研究課題/領域番号 20K14221
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分10030:臨床心理学関連
研究機関西九州大学短期大学部

研究代表者

清水 陽香  西九州大学短期大学部, その他部局等, 講師(移行) (30851414)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワード親子関係 / 報酬感受性 / 罰感受性 / ペアデータ
研究成果の概要

本研究の目的は、親子の報酬と罰に対する反応傾向を強化学習モデルに基づいて推定し、それらが親子それぞれの心理的適応にどのように関連するのかを明らかにすることであった。
親子を対象とした複数の調査および実験の結果、子どもの報酬と罰への反応傾向を推定するにあたって、適切なモデル選択についてより精緻な検討が必要であることが示唆された。また、親子の報酬と罰への反応傾向が類似していることと、特に親の罰への反応傾向が子どもの心理的ストレスの強さに繋がる可能性があることが示された。

自由記述の分野

臨床心理学

研究成果の学術的意義や社会的意義

報酬と罰への反応傾向は、様々な心理的適応と関連することが示されてきた。本研究では、中高生の子どもの心理的ストレスが、本人の罰への反応傾向だけでなく、親の反応傾向からの影響も受ける可能性を示した。また本人の反応傾向自体も、親の養育行動によって変化する可能性も示唆された。以上の成果は、養育者の反応傾向や養育行動への介入が、子どもの様々な心理的適応の改善につながることを示す基礎的な資料として学術的・社会的意義があると考えられる。

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公開日: 2025-01-30  

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