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2022 年度 実施状況報告書

認知行動療法を実践するセラピストを対象とした訓練プログラムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 20K14226
研究機関福島学院大学

研究代表者

河村 麻果  福島学院大学, 公私立大学の部局等, 講師 (60824175)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワード作業同盟 / 治療同盟 / 認知行動療法 / 心理師養成 / 公認心理師 / 治療関係
研究実績の概要

同盟関係の破綻に気づき修復するための訓練プログラムを作成し,そのプログラムを精緻化するための研究を実施した。その中間の成果については,2022年度の認知行動療法学会でポスター発表やシンポジウムの中で公表した。最終成果については,現在学術雑誌への投稿の準備中である。
また,認知行動療法セラピストを養成するための訓練要素について展望し,その成果を含大学院大学の紀要に投稿し,公表した。
訓練プログラムの測定指標についても現在日本語版を作成している途中であり,翻訳は全て終え,海外の研究者から日本語版作成におけるコンサルテーションを受けている。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

2022年度は,2023年度に計画していた訓練プログラムのRCTを実施するため,準備を行い訓練プログラムを完成させる予定であった。しかし,プログラムの効果を測定するための指標を翻訳する作業のコンサルテーションを受ける海外の研究者との連絡がコロナにより半年間途絶えたことや行動チェックリストの作成依頼が順調にすすまなかったため,予定よりもやや遅れた進捗状況となっている。

今後の研究の推進方策

今後は,訓練プログラムと測定指標,行動チェックリストを完成させその成果を報告する予定である。また,公認心理師初任者を数多く雇用するカウンセリングセンターに研修会を提供しながら,訓練プログラムの効果についてのデータを収集していく予定である。

次年度使用額が生じた理由

測定指標の翻訳や,訓練プログラムの完成が予定通りに進まなかったために,それらの研究にかかる費用が次年度に繰越となったために次年度使用額が生じた。
そのため,次年度は測定指標の翻訳のためのコンサルテーション費用や尺度の信頼性妥当性を検討する際の研究参加者への謝礼,行動チェックリストに作成に協力いただく方への謝礼などが2023年度に追加で発生する予定である。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2022 その他

すべて 国際共同研究 (1件) 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (2件)

  • [国際共同研究] Cognitive Behavior Therapy Research Unit(オーストリア)

    • 国名
      オーストリア
    • 外国機関名
      Cognitive Behavior Therapy Research Unit
  • [雑誌論文] 認知行動療法セラピストを養成するための訓練要素についての展望2022

    • 著者名/発表者名
      河村麻果
    • 雑誌名

      福島学院大学研究紀要

      巻: 63 ページ: 18-25

    • 査読あり
  • [学会発表] 認知行動療法を実施するセラピストの気づきを促す訓練方法の開発2022

    • 著者名/発表者名
      河村麻果,青木俊太郎,陳内彩音,福田実奈
    • 学会等名
      日本認知・行動療法学会
  • [学会発表] 公認心理師養成向けの認知行動療法教育システム2022

    • 著者名/発表者名
      河村麻果
    • 学会等名
      日本認知・行動療法学会

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公開日: 2023-12-25  

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