研究成果の概要 |
本研究の目的は、子ども虐待・マルトリートメント予防を目的とした地域コミュニティにおける子育て支援のための日本版グループPCITプログラムの開発である。11組の対象者(親子)がプログラムに参加した(養育者の平均年齢34.3歳, SD=3.97; 子どもの平均月齢21.0ヵ月, SD=8.98)。結果として子どもの問題行動・養育者の育児ストレスの減少がみられた。また、養育者からは親子関係の改善や育児への自信の回復が報告された。今後、地域の公共機関での実施も決定しており、コミュニティレベルにおける予防的支援として継続予定である。
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