現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
本研究課題を遂行する上で、論文"Non-self-adjoint Hamiltonians defined by sesquilinear forms and their physical applications"をJournal of Mathematical Physics (61, 053504)にて採択された。この研究は、(正)準形式から定義した非自己共役ハミルトニアンとそれに関わる物理作用素に関する性質と、一般化リース系との関係性について研究しており、本研究課題を推進させている。 また、論文"Order structures of (D,E)-quasi bases and constructing operators for generalized Riesz systems"をReports in Mathematical Physics, (86, 39-61)にて採択されている。この研究では、(D,E)擬基底に関する順序集合と、先行研究で研究した一般化リース系を構成する構成作用素の順序集合との関係性について研究したものであり、一般化リース系の性質を詳しくみることができた。 さらに、論文"Gibbs States, Algebraic Dynamics and Generalized Riesz Systems"をComplex Analysis and Operator Theoryにて採択された。この研究は、本研究課題を直接深く関わる成果であり、本研究課題はおおむね順調に進展していると考えられる。
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