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量子ウォーク理論において,多次元化・多状態化という意味での一般化は容易ではなく,その極限分布を求めることは難しい.また,max-plus代数の視点では,もとのモデルと比較ができる類似モデルが作成できることは珍しい.対称行列の固有空間についても,max-plus代数で理論を整備できたことは価値があると考える.さらに,相関付きランダムウォークに関連する結果は,可積分系の分野にも興味深い結果を与えていると考えている.特に,超離散化によって得られたセルオートマトンによる交通流モデルは新しいモデルとなっており,渋滞の解析や交通シミュレーションに対する新しいアプローチを与えている.
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