研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年のトポロジカル物質相の研究の進展は著しい. その中で本課題において平方根高次トポロジカル絶縁体に代表される新奇な相や概念を発見したことは学術的に意義深く, 実際に本研究による理論的提案の後に複数の実験でその存在が確かめられるという波及効果があった. またトポロジカル物質相の諸概念が乱れに対し頑強な境界状態の発現機構として様々な物理系での応用可能性が指摘されており, 本研究もトポロジカル物質相の基礎研究の一環として将来的な応用可能性の探索に資するものと期待される.
|