本研究では、87Rb原子のボース・アインシュタイン凝縮(BEC)を実現し、量子気体顕微鏡(QGM)を使って、三角光格子中のBECの干渉パターンやフィリングを測定した。 これまで我々の実験系においてBECの生成が大きな課題であった。この課題を解決するために急さな光トラップを導入し、BECの生成が確認できた。またSF-MI転移が発現する浅い光格子とQGM観測を行う深い光格子を共存させるために、ログスケールPDを用いて、4桁ダイナミックレンジを実現した。 以上の改善の後、浅い三角光格子中にBECを導入し、干渉ピークが現れることが確認できた。さらに、深い格子ではフィリング80%程度のMI相を実現した。
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