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2022 年度 研究成果報告書

すばる望遠鏡 広領域探査データを用いた遠方銀河形態の研究

研究課題

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研究課題/領域番号 20K14508
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分16010:天文学関連
研究機関北見工業大学

研究代表者

澁谷 隆俊  北見工業大学, 工学部, 助教 (30713995)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワード銀河形態 / 遠方銀河 / すばる望遠鏡
研究成果の概要

本研究では,複数の画像処理技術を使って,すばる望遠鏡の広視野カメラ Hyper Suprime-Cam (HSC) 画像を高解像度化し,遠方希少銀河の形態について研究を行なった.特に3つの画像処理技術:点像分布関数PSF逆畳み込み法 (古典的手法),古典的手法に疎性および平坦性の制約条件を加えたスパースモデリング,敵対的生成ネットワークを用いて,低解像度HSC画像を高解像度化する手順を確立した.高解像度化HSC画像とHSC探査データの広い探査領域を活かし,銀河合体が遠方希少銀河の形成・進化に及ぼす影響について明らかにした.

自由記述の分野

天文学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究で,画像高解像度化の技術と広領域探査データを組み合わせ,遠方希少銀河の形態を調べる手法を確立できた.本手法はジェームズウェッブ宇宙望遠鏡のデータに応用可能であり,赤方偏移z>7の宇宙最初期の銀河形態研究を展開できると期待される.また,機械学習による銀河形態研究の一環として,HSC画像から銀河の半光度半径などの銀河形態パラメータを推定する,機械学習ソフトウェアを開発した.本ソフトウェアは,将来の地上広領域探査で得られる,大規模銀河サンプルの銀河形態パラメータを高速に推定するための有用なツールになると考えられる.

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公開日: 2024-01-30  

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