宇宙に数多ある銀河の中心には、超巨大ブラックホールが存在する。そしてそれらの中には、周囲からガスが勢いよく降り注いでるものがいる。また同時に、それらは太陽の100億倍の光度にもなる光を放ち、宿主の銀河の性質に影響を及ぼすと考えられている。そこで我々はX線とサブミリ・ミリ波観測を用いて、その影響について研究を行った。X線を用いることで、放射がどのような空間領域に影響を及ぼしているか推測できる。一方、サブミリ・ミリ波帯域の観測からその領域で、星形成の源がどのような影響を受けているのか調査できる。近傍のブラックホールについて調査した結果、X線放射が星形成を抑制しているかもしれない可能性がわかった。
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