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2022 年度 研究成果報告書

かんらん石の含水量定量化手法の開発によるマントルの変形環境の理解

研究課題

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研究課題/領域番号 20K14578
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分17040:固体地球科学関連
研究機関名古屋大学

研究代表者

纐纈 佑衣  名古屋大学, 環境学研究科, 講師 (20726385)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワードかんらん石 / 顕微赤外分光法(FT-IR) / 電子線後方散乱回折 (EBSD) / キンバーライト
研究成果の概要

本研究は,上部マントルの変形において重要な要素でありながら,測定が困難であるかんらん石中の含水量を,顕微赤外分光法(FT-IR)と電子線後方散乱回折法(EBSD)を組合せて定量化する新たな手法を開発し,天然のかんらん岩の含水量と結晶方位ファブリックパターンの関連性を明らかにすることが目的である。キンバーライト起源のかんらん岩捕獲岩試料を用いて,かんらん石のFT-IRマッピングを行い,Matlabを用いてスペクトル解析を行う事で,粒子内での含水量分布を明らかにする手法を確立させた.また,EBSD分析によってかんらん石のを計測し,結晶方向によって含水量に大きな違いはないことを明らかにした.

自由記述の分野

岩石学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では,これまで点分析としてしか行われていなかったかんらん石中の含水量を,マッピングによって2次元で可視化できるようにした.この成果によって,地球内部の大部分を占めるマントル中の水の分布や移動がより詳細に明らかにすることが可能になった.また,ソフトプラズマエッジングという新しい表面処理法を検証し,かんらん石のEBSD分析の前処理として有用であることを初めて示した.

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公開日: 2024-01-30  

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