従来耐熱材料の開発は高融点材料の探索と酸化する環境で材料自身の初期の参加により被膜を形成する材料を組み合わせることが多用されてきた。これらは試行錯誤の連続であり,1つの材料を生み出すために無数の実験を繰り返す必要があった。本提案では熱力学計算による材料設計を取り入れた材料プロセスにより2000℃酸化雰囲気で使用可能な材料を創成した。情報科学を材料プロセスに取り入れたことで必要な実験量が激減し,2年という短期間で材料プロセスの確立と目的の材料の実現の双方が可能となった。これは時間と資源の大幅な削減であり,持続可能な次世代材料創成プロセスとして応用可能な成果である。
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