研究課題
若手研究
分子スケールの数値計算によって様々な材料について数多くの研究がされてきた.本研究では界面やその熱輸送特性に着目し,解析をよりたやすく,より厳密にできるように手法の開発に注力した.具体的に界面の熱輸送特性や濡れに関わる固液付着仕事に関する新たな手法の開発や複雑な系での妥当性の検討,複雑な分子の正しい熱流速計算方法の提案と実装や複雑な界面形状の場合の熱輸送能力の評価方法の探索を行った.
固液界面
近年の計算機やソフトの発展によって,数値計算による材料の研究が盛んになってきたが,多くの研究グループが既存のツールの使用にとどまっている.今回の研究では,すでに広く使われる数値計算ツールでできる手軽な解析手法の開発やツールそのものの改善を行った.これにより,数値計算による界面や熱の研究を行っている全員に恩恵をもたらすことができ,それが業界全体の水準上げにつながると思われる.