本研究の目的は、柔軟性と大きな表面積をもつ3次元メカニカル・メタマテリアル構造をスーパーキャパシタに応用することで、貼り付け型デバイスための大きなエネルギー密度をもつフレキシブルな蓄電素子を実現することである。メタマテリアルは構造工夫により、硬い無機材料を柔らかくする技術であり、柔軟性を持つ電極を開発した。本研究では、世界初のメタマテリアル構造を電極に導入したスーパーキャパシタを作製・評価した。また、メタマテリアル電極表面にナノ・マイクロ材料を合成・塗布して、マルチスケール構造をもつ電極を実現して電気化学特性を飛躍的に改善できた。
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