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2022 年度 実施状況報告書

磁気ギアと高速モータを用いたEV用インホイールモータシステムの構築

研究課題

研究課題/領域番号 20K14724
研究機関芝浦工業大学

研究代表者

相曽 浩平  芝浦工業大学, 工学部, 准教授 (60844206)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワード磁気ギア / 高速モータ / 電気自動車 / インホイールモータシステム / 機電一体
研究実績の概要

本研究では磁気の力により非接触で動力を伝達可能な磁気ギアに着目し、提案するMagnetic Multiple Spur Gear (MMSG)と複数台の高速モータを一体化したEV用 インホイールモータシステムを構築することでシステムの小型軽量化かつ高効率化に加え、ギアの摩擦を無くすことによる高付加価値化(メンテナンスフリー、 低振動・低騒音)の実現を目的とした。 2022年度は、MMSGの実験機を用いて最高出力時の実機特性の取得、複数台モータの高効率制御方法の理論構築を目的とした。MMSGの実機実験では、測定条件として最高出力25kW、回転速度42000回転/分までの駆動範囲においてギア効率およびギア損失のマップを取得した。42000回転/分までの高速領域においても損失増加の影響は小さく、ギア効率 95%以上、システム効率85%が得られることを明らかとした。また、複数台モータを並列運転で高効率かつ安価のシステムで駆動する方法をシミュレーションにより検証した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

複数台の高速モータの制御方法を実機実験により検証する必要がある。

今後の研究の推進方策

1.MMSGの実機実験による特性評価
モータ15台駆動、出力25kW、最高回転速度50000回転/分の測定条件においてギア効率及びシステム効率のマップを取得する
2.複数台高速モータの制御方法の実機検証
複数台のモータを効率的かつ低コストで駆動するための制御方法を実験により検証する

次年度使用額が生じた理由

次年度の物品費として使用する

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2022

すべて 学会発表 (2件) (うち国際学会 1件、 招待講演 1件)

  • [学会発表] 磁気ギアと複数台の高速モータを用いたEV用インホイールモータシステムの開発2022

    • 著者名/発表者名
      相曽浩平
    • 学会等名
      TECHNO-FRONTIER 2022 第43回モータ技術シンポジウム
    • 招待講演
  • [学会発表] A Novel In-Wheel Motor Drive System of Multiple High-Speed Motors Integrated with Magnetic Gear for Electric Vehicle2022

    • 著者名/発表者名
      Kohei Aiso
    • 学会等名
      2022 International Power Electronics Conference, IPEC-Himeji 2022-ECCE Asia
    • 国際学会

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公開日: 2023-12-25  

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