研究課題
若手研究
フッ化物ファイバを導波路とした光ファイバセンサの開発を行った。当初予定していたヘテロコア構造の試作については、十分な実験が出来なかったが、加工難易度が高い小切片の挿入融着自体は成功した。センサとして用いる場合は、さらなる実験が必要である。一方で側面研磨構造については、構造の最適化を行い、液体と気体サンプルを用いた測定実験を行った。独自に開発した赤外ASE光源を用いて、光ファイバインラインの赤外吸収分光システムの実証に成功した。
計測工学
フッ化物ファイバを用いた中赤外領域の計測システムとしては、世界初の実証報告であり、計測システムの最適化及び継続的な実験を行うことで、さらなる高度化が可能である。特に赤外分光計測において、高感度化と即時応答性を両立させることで実用的な計測システムへと昇華させたい。