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2022 年度 研究成果報告書

Quantitative Evaluation of Coastal Forests on Natural Disaster Mitigation - Considering the Complexity of Vegetation Structures

研究課題

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研究課題/領域番号 20K14838
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分22040:水工学関連
研究機関京都大学

研究代表者

張 哲維  京都大学, 防災研究所, 特定助教 (20866826)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワード海岸林 / 波浪減衰 / 沿岸災害 / 気候変動適応策 / マングローブ / Eco-DRR / 水理模型実験
研究成果の概要

本研究では、現地調査においてマングローブの形態を表すパラメータ間の相関関係を発見し、それに基づいて新たなパラメータ化を提案した。マングローブの根の構造を再現した3Dモデルを用いて、波とマングローブの相互作用を研究し、マングローブの抵抗力係数の経験式を確立した。実験室で得られた力係数の経験式を用いて、マングローブの抵抗をブシネスク型モデルでパラメータ化し、水波をシミュレートした。モデルの結果、抗力と慣性の両方の効果を考慮することで、キャリブレーションに頼ることなく、実験測定値の精度が向上することがわかった。

自由記述の分野

海岸工学

研究成果の学術的意義や社会的意義

現地調査での測定は豊富なデータベースを構成し、他の研究者が数値シミュレーションでマングローブをパラメータ化するのに利用できる。実験室実験により、波とマングローブの相互作用や波浪減衰に対するマングローブの効果について、根の構造を含めた詳細な情報が明らかになったことは、環境保全や沿岸保護にとって非常に重要な発見となる。開発したマングローブ効果を組み込んだ数値モデルは、将来のリスク評価に利用することができる。

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公開日: 2024-01-30  

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