本研究では、現地調査においてマングローブの形態を表すパラメータ間の相関関係を発見し、それに基づいて新たなパラメータ化を提案した。マングローブの根の構造を再現した3Dモデルを用いて、波とマングローブの相互作用を研究し、マングローブの抵抗力係数の経験式を確立した。実験室で得られた力係数の経験式を用いて、マングローブの抵抗をブシネスク型モデルでパラメータ化し、水波をシミュレートした。モデルの結果、抗力と慣性の両方の効果を考慮することで、キャリブレーションに頼ることなく、実験測定値の精度が向上することがわかった。
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