研究課題/領域番号 |
20K14915
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研究機関 | 明海大学 |
研究代表者 |
前島 彩子 明海大学, 不動産学部, 准教授 (00732885)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 鉄筋コンクリート造 / 構法史 / 集合住宅 / 区分所有法 / アフリカ都市 |
研究実績の概要 |
本研究では、1960年代に建てられたアフリカ都市の鉄筋コンクリート造集合住宅を対象に、集合住宅に係る近代技術として、構法と区分所有法に着目し、同時代の西欧の状況と照合することで、近代技術の伝播の系譜を明らかにする。2022年度は、構法仕様の把握を中心に以下に取り組んだ。 技術受入れ側の共同住宅である、ダカールのRondpoint住宅団地について、躯体図の3次元モデル化を行った。原図には不鮮明な箇所がみられたため、まず意匠図と構造図の原図を照らし合わせて、躯体図の描き起こしをで行い2次元図面化し、それをもとに3次元モデル化し、不整合な部分を解消したモデルを整備して、構法的な特徴について検討した。これについては、国内学会への投稿を行った。この作業の継続として、配筋等の情報をふくむBIMモデル化に取組んでいる。 技術の送り出し側であるフランスの当時の技術移転思想を把握するために、フランス国内での資料収集を行った。渡航制限期間中で期間も限られたため、目的を満足する資料にたどり着けなかった。この作業については、内容公開が現地のみの資料もあり限定的ではあるが、遠隔で取り寄せ可能なものについては引き続き検索収集し情報集約を進めている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
感染症の影響から予定していた現地調査が十分に実行できていないため。
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今後の研究の推進方策 |
国外調査については、渡航機会を有効活用し可能な限り長期間滞在して、集中的に作業を行う。 過年度蓄積してきた情報を学会発表等で部分的に公開するなどして、早い段階から意見を取り込む体制を検討する。
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次年度使用額が生じた理由 |
感染症の影響で国外調査を次年度以降にふりかえたため
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