研究課題
若手研究
地方都市における戦後の建築・都市計画遺産について調査をした。中四国地方を中心に戦後の都市空間や取り組みについて調査を行ない、特に岡山市を中心に詳細な現地調査を実施し、報告を作成した。住座と呼ばれる岡山市内に5ヵ所ある団地や、闇市に関する調査、建築物・景観に関する表彰制度などについて詳しく調査を行ない、今後のまちづくりに活用可能な資料として取りまとめた。また、徳島市や松山市など四国の中心市街地の現況についても明らかにした。
都市計画
これまで明らかになっていなかった地方都市における戦後の都市空間について、歴史的背景および空間構成の両面から明らかにすることで、単純な空間分析に終わらず、その計画手法の意義を明確にすることができた。また、地方都市における遺産的価値が把握されていない戦後の建築物について、今後のまちづくりの現場に接続していく上で重要な資料として取りまとめることができた。