固気液三相流における気・液・固の各相の体積率や三相流が移送されることによる摩擦損失の推定方法を構築した。気相の体積率については、ドリフトフラックスモデルを、固相の体積率については、液体中の粒子群の干渉沈降速度の関係式を参考に推定手法を構築した。摩擦損失については、均質流モデルを基に推定手法を構築した。 当該手法の検証のために、ガスリフト方式で固気液三相流の移送試験を実施し、各相の体積率や摩擦損失のデータを取得した。取得したデータと構築した推定手法を用いた計算結果を比較して、推定手法の妥当性を検証した。その結果、構築した推定手法を用いれば、一定の精度で推定できることが示唆される結果を得た。
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