研究課題/領域番号 |
20K15115
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分28020:ナノ構造物理関連
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
山口 直也 金沢大学, ナノマテリアル研究所, 特任助教 (70868116)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | スピンテクスチャ / ベリー位相 / 電場 / 第一原理計算 / 太陽電池 / 磁気熱電性 / データベース / 計算コード開発 |
研究成果の概要 |
本研究の主要な成果は、擬原子基底線形結合法とベリー位相法に基づく一様電場下での第一原理計算手法の開発を世界で初めて完成させたことである。それは、扱える原子数が世界最大級であるために、電場印加下でのナノスケール材料において高効率に電子状態が予測できるという特徴がある。また、太陽電池材料の設計指針について、近年の有機薄膜太陽電池材料の論文から材料特性データを抽出し、高性能な材料の条件を導出したことである。
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自由記述の分野 |
計算物質科学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の主要な成果である電場印加計算コード等のナノスケールの電子材料に特化した第一原理計算コードを公開することで、ナノ電子材料の物質設計に役立つと期待される。開発手法を実装したOpenMXは、国内外の、物性物理学・化学・材料科学分野等における大学・企業研究者のシミュレーション研究基盤を担っており、本研究での拡張版を公開し、様々な研究者に利用されることで、先駆的な研究成果の創出への寄与が期待できる。
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