研究課題
本研究課題では、機能性開殻分子の電子状態やスタック構造が表面との相互作用でどのように変化するのかを解き明かし、新規な分子デバイスのデータ・計算駆動型研究につなげるため、開殻分子の特徴的な電子状態であるジラジカル状態を表面吸着構造において検討できるための理論基盤の構築を目的とした。初年度において、ジラジカル状態の理論計算で生じる誤差の補正法、及び、特徴量であるジラジカル性を解析する方法を確立した。2年目においては、開発手法の論文化と様々な材料系への応用を行った。最終年度では、開発手法に関する総括論文の執筆を行うとともに、触媒・蓄電池材料を中心とした応用成果を発表するに至った。
すべて 2023 2022
すべて 雑誌論文 (10件) (うち国際共著 1件、 査読あり 10件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (3件)
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