Ga(III)とIn(III)の新奇オキシル化合物の創出、Cd(II)、Ga(III)とIn(III)の新奇オゾニド化合物のキャラクタリゼーション、Zn(II)及びGa(III)オキシル化合物の反応性評価に成功した。他の金属に研究を展開する過程で、オキシル創出法の適用は限定的であることが明らかになり、当初予定していたほどのオキシル化合物の構造/電子状態/反応性のライブラリー構築はできなかった。しかし、その検討過程では、メタンからギ酸、酢酸、メタノールそれぞれへの選択酸化反応に対して世界最高活性を有する反応場設計に成功し、次のフェーズであるメタン選択酸化触媒設計学の開拓の新たな指針が得られた。
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