研究課題/領域番号 |
20K15317
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分34020:分析化学関連
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研究機関 | サレジオ工業高等専門学校 (2021-2022) 国立研究開発法人理化学研究所 (2020) |
研究代表者 |
横北 卓也 サレジオ工業高等専門学校, その他部局等, 助教 (10802655)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | ラザホージウム / 臭化水素酸 / 硫酸 / イオン交換 |
研究成果の概要 |
Rfの同族元素であるZr及びHfの臭化物錯形成を調べるため、臭化水素酸系のイオン交換及び、UV-visスペクトル測定を行った。ZrとHfの陽イオン交換挙動がUV-visスペクトルの変化との関連性が見られた。一方、ZrとHfのイオン交換反応が遅く、短寿命のRfに対して、化学平衡到達下の結果を得ることが困難であることがわかった。このため、Rfの臭化物錯体の研究は、実験条件を再度検討する必要がある。 関連研究として、Rfの硫酸錯体の研究も行った。ZrとHfの硫酸中の溶存状態を考察するため、溶媒抽出及びESI-MS測定を行った。本手法は、臭化水素酸系等他の化学反応系でも利用できると考えている。
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自由記述の分野 |
核・放射化学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
原子番号104番以降の超重元素に関しては、実験の難しさからこれまで実験がほとんど行われていない。そのような中で、最初の超重元素である104番元素のRfについては、いくつかの定量的な実験データも報告されており、さらなる実験データを取得することで、系統的な考察も行うことができ、超重元素領域における化学的性質の相対論効果の影響を調べることが可能となる。 今回、関連研究として研究を行った硫酸錯体の研究では、Rfと同族元素の間でイオン交換挙動に差が見られており、この実験データを考察し、Rfの化学における相対論効果の影響を調べることにつなげていくことができると考える。
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