研究課題
若手研究
本研究課題では主に、層状化合物である層状複水酸化物、カーボン材料、二次元高分子材料、合金材料からなる電極触媒材料の開発を行った。それらの材料を、電気化学的二酸化炭素還元反応、NO酸化反応に展開した。特に、活性中心の配位構造・形態・組成を適切に制御することにより触媒活性並びに反応選択性を制御することに成功した。
触媒化学
二酸化炭素還元反応は、常温常圧という温和な条件で二酸化炭素の再資源化を行う反応として注目される。本研究では新材料の開発に成功しており、本研究で得られた材料開発の知見を今後さらなる材料開発へと展開できると期待できる。また、本研究ではナノ材料を用いた生体分子であるNOの検出触媒の開発を行った。本研究の成果は、近年世界中で注目されているバイオデバイス・センサーの開発にも展開できる有用な知見となる。