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2021 年度 研究成果報告書

前生命環境の超分子化学

研究課題

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研究課題/領域番号 20K15400
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分37010:生体関連化学
研究機関京都大学

研究代表者

窪田 亮  京都大学, 工学研究科, 講師 (00753146)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2022-03-31
キーワード超分子 / コアセルベート / 液液相分離 / ヒドロゲル / 非平衡散逸系
研究成果の概要

本若手研究では、人工ジペプチド誘導体の液液相分離から形成されるコアセルベートを反応場とする前生命環境でも実現しうる生体関連反応の開発を行なった。フェニルアラニン連続配列を鍵とするコアセルベート形成のためのモノマーを合成した。コアセルベート内部において、前生命環境でも生成可能と考えられているアミノ酸活性体を利用しペプチド合成を促進させることに成功した。さらにコアセルベートが持つ反応性を利用して、時間変動する刺激によって分化するシステムを開発した。

自由記述の分野

超分子化学

研究成果の学術的意義や社会的意義

生命の起源を明らかとすることは、科学にとって重要な問題の一つである。本研究では、生命の起源研究で未解明である生体関連高分子の形成メカニズムを明らかにするためのアイデアを提供できると期待される。また時間変動する刺激に応答する人工超分子は今まで開発されていなかった。今後本研究の成果を発展させることで、生命の起源・地球上の生命とは異なる形態の化学生命の開発に寄与できると期待される。

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公開日: 2023-01-30  

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