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2021 年度 研究成果報告書

メチオニン生合成酵素における新規フィードバック制御機構の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 20K15437
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分38020:応用微生物学関連
研究機関福井県立大学 (2021)
静岡県立大学 (2020)

研究代表者

長谷部 文人  福井県立大学, 生物資源学部, 助教 (30781801)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2022-03-31
キーワードメチオニン / 生合成 / フィードバック阻害 / 活性制御 / タンパク質間相互作用
研究成果の概要

本研究では細菌のメチオニン生合成における酵素の活性制御機構に着目し、緑膿菌が有する機能未知タンパク質MetW(PaMetW)がメチオニン生合成酵素MetX(PaMetX)の活性制御を担うことを解明した。またPaMetWの変異体ではフィードバック阻害剤の効果が緩和されることを明らかにした。
さらにPaMetWがPaMetXと相互作用すること、その相互作用にはPaMetWのN末端側とPaMetXのC末端側の領域が重要であることを明らかにした。AlphaFold2を用いて作製した複合体モデルにおいて、上記の相互作用に重要な領域が近傍に配置されることを明らかにした。

自由記述の分野

応用微生物学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究は、緑膿菌などの細菌が有する機能未知タンパク質MetWが必須アミノ酸であるメチオニンの生合成酵素MetXの活性制御を担うタンパク質であることを明らかにし、MetWとMetXとの相互作用に重要な領域を明らかにした。本研究成果は、メチオニン生合成においてフィードバック阻害による活性制御機構に多様性が存在することを示しただけでなく、今後のメチオニン関連代謝産物の発酵生産やMetWを標的とした抗菌剤開発への寄与も期待される。

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公開日: 2023-01-30  

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