研究課題/領域番号 |
20K15450
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分38030:応用生物化学関連
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研究機関 | 富山県立大学 |
研究代表者 |
真野 寛生 富山県立大学, 工学部, 研究員 (20787634)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | バイオセンサー / PPARγ / 核内受容体 / ルシフェラーゼ / 分割型ルシフェラーゼ |
研究成果の概要 |
NanoLuciferase (NLuc)の分割型であるNanoBiT技術を用い、ペルオキシソーム増殖因子活性化受容体γ(PPARγ)のリガンドを高感度に検出し可視化するバイオセンサーを構築するのが目的であった。PPARγのLBDと相互作用するLXXLL配列を網羅的にスクリーニングし、LXXLL配列の最適化を行って、相対発光変化量が大きく発光強度の高いものへと改良した。最終的に、PPARγリガンドであるRosiglitazoneに応答して発光が約30倍増加し、発光強度の高いバイオセンサーの創出に成功した。
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自由記述の分野 |
遺伝子工学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ペルオキシソーム増殖因子活性化受容体γ(PPARγ)の合成リガンドは、糖尿病やアルツハイマー病をターゲットに研究が行われており、本バイオセンサーの開発に成功し実用化できれば、PPAR γリガンドの体内動態・脳内移行を長期的に調べることが可能となり、医薬品の副作用の有無を評価するなど、医療面で大きく貢献できると考えられる。今回開発に成功したPPARγバイオセンサーは、PPARγリガンドのスクリーニングにも応用が可能であるため、糖尿病やアルツハイマー病の治療薬の開発にも貢献できると考えられる。
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