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2020 年度 実施状況報告書

日本人中高年者における炎症関連食事パターンスコアの開発と妥当性検証

研究課題

研究課題/領域番号 20K15488
研究機関麻布大学

研究代表者

小手森 綾香  麻布大学, 生命・環境科学部, 特任助教 (70701233)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワード栄養疫学 / 炎症 / 妥当性 / 食事記録 / 食物摂取頻度調査 / バイオマーカー / 高感度CRP / 食事パターン
研究実績の概要

生体内の慢性的な炎症は、がんや循環器疾患などの生活習慣に関連した慢性疾患の発症に関わっている。炎症に影響を与える要因は様々であるが、食事はその一つである。食事に含まれる栄養素には炎症を抑制する成分と促進する成分がある。そのため、食事が炎症に与える影響は総合的に評価する必要がある。近年、その総合的評価の指標として、Reduced Rank Regression (RRR)による食事パターンスコアの開発が注目されており、欧米やアジアの諸外国において炎症がリスクとなる疾病(大腸がん、糖尿病、鬱など)との関連が報告され始めている。本研究では、日本人を対象とした大規模前向きコホート研究の保存検体を活用し、RRRを用いて炎症状態に対する食事全体の影響を評価する食事パターンスコア(以下、食事炎症スコア)の開発および妥当性の検証を行い(研究①)、食事炎症スコアと大腸がんの関連を検討する(研究②)ことを目的としている。
本年度は、研究①として、ケースコホート研究参加者を対象に、保存血液の分析準備を行った。次年度以降、血液分析を行う予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

本年度は研究①について血液分析に向けての準備を行う過程で、対象者選定について検討しなおすこととなり、遅れが生じている。

今後の研究の推進方策

血液分析の対象者選定を進め、血液分析に向けての準備を行う。

次年度使用額が生じた理由

解析用PCの購入を先送りしたため、次年度以降に購入予定。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2021 その他

すべて 国際共同研究 (1件) 雑誌論文 (1件) (うち国際共著 1件、 査読あり 1件、 オープンアクセス 1件)

  • [国際共同研究] University of South Carolina(米国)

    • 国名
      米国
    • 外国機関名
      University of South Carolina
  • [雑誌論文] Dietary Inflammatory Index Is Associated With Inflammation in Japanese Men2021

    • 著者名/発表者名
      Ayaka Kotemori, Norie Sawada, Motoki Iwasaki, Taiki Yamaji, Nitin Shivappa, James R Hebert, Junko Ishihara, Manami Inoue, Shoichiro Tsugane
    • 雑誌名

      Front Nutr.

      巻: 8 ページ: 604296

    • DOI

      10.3389/fnut.2021.604296.

    • 査読あり / オープンアクセス / 国際共著

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公開日: 2021-12-27  

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