微生物を探索源として植物病原菌に対して抗菌物質を生産している微生物を探索し、抗菌物質を取得することを目的とした。環境毒性試験をスクリーニングの一環として導入することで環境に優しい化合物を探索できると考えた。以前採取したモウセンゴケから糸状菌を分離した。真菌類46株を分離し、3株は新種の可能性がある。その後、分離した糸状菌および北里大が保有する微生物ライブラリーを稲いもち病菌に対して抗菌活性評価を行った。環境毒性試験として緑藻類に対しての環境毒性試験を構築し、抗菌活性を示したサンプルに対して評価を行った。その結果、5サンプルを選択し、精製した結果ヒメグルシン、アンチマイシン類をそれぞれ単離した。
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