研究課題/領域番号 |
20K15552
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分39070:ランドスケープ科学関連
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研究機関 | 愛媛大学 (2021-2022) 総合地球環境学研究所 (2020) |
研究代表者 |
ルプレヒト クリストフ 愛媛大学, 社会共創学部, 准教授 (90783895)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | マルチスピーシーズ / ランドスケープ / エディブル / landscape stewardship / restoration / 空地 / 都市計画 / 緑地計画 |
研究成果の概要 |
本研究の六つの主な成果は:1)多言語制度的文献レビューでエディブル・ランドスケープの社会生態的再生貢献が期待できる一方、経験的証拠が不十分;2)理論化:今後の研究の基盤となる新たな概念定義;3)ポスト成長期の持続可能な食農システム原則への貢献;4)日本でエディブル・ランドスケープを実現するための障壁:情報・支援・インフラ・データ不足、植民地化による文化的知識への影響;5)エディブル・ランドスケープを作りたい方向けの植物目録やデザイン・コンセプトプロトタイプ作成;6)愛媛大学マルチスピーシーズ・キャンパス事業として、エディブル・ランドスケープの実現に向けた活動開始。
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自由記述の分野 |
持続可能性科学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は今後縮小する都市に関して、急増する空地の利用で社会生態的再生を実現する方法として期待されているエディブル・ランドスケープ(食べられる景観)の概念の可能性を検討した。学術的意義として、概念文献の整理や新たな定義を提供することで理論化に貢献し、ポスト成長期における持続可能な食農システムの理解を深めることができた。社会的意義として、日本におけるエディブル・ランドスケープ実現の障壁として解決すべき課題を明確にし、空地利用に困る住民が自分でより豊かな暮らしやコミュニティを実現できるために、手法としてのエディブル・ランドスケープを使えるように植物目録やデザインコンセプトを提供できた。
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