研究実績の概要 |
令和3年度の主な成果は以下の通りである。 (1) 昨年度に引き続き、水産研究・教育機構水産技術研究所養殖部門まぐろ養殖部と協力し、クロマグロ孵化データの収集を行った。特に、異なる細胞期の画像データおよびその卵のふ化情報のデータ、及び複数の卵が一枚の画像中に写ったデータ(バルクデータ)とそのふ化データの収集を行った。 (2) 昨年度までに構築した、バルク画像(複数の卵が写った画像)に対する全体の正常ふ化割合の予測及び、可視化手法Grad CAMを用いた各卵のふ化率可視化システムに関する結果を論文としてまとめ、Aquacultural Engineering誌より出版された。 (3) これまでの研究に関連して以下の解説を執筆した。 スマート養殖技術, NTS inc., 2022年11月. (執筆者: 家永直人, 寺山慧, 執筆箇所: 第3章 第3節「深層学習によるクロマグロ卵質評価システムの構築」pp.89-95)
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