土地利用型酪農における酪農生産体制は,①コントラクター体制、②機械利用組合がコントラクター・民間企業に委託する「三者間体制」、③TMRセンターがコントラクター・民間企業に委託する「TMRセンター体制」へと発展してきたとされる。本研究を通じ、「TMRセンター体制」の発展形態である雇用型TMRセンターの成立可能性に関する知見が得られた。 また、本研究で明らかになった常勤オペレータの雇用が自給飼料費用価に及ぼす影響や多角化の効果、オペレータ・ヘルパー兼務と職務満足度の関係は、TMRセンター等の酪農支援組織が常勤オペレータを雇用する際の参考となる。
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