中山間地域においては、多筆分散圃場を有する法人経営では、圃場条件に応じた営農計画を支援するツールの開発が求められている。本研究では圃場単位の特徴考慮した作業支援システムの開発をした。 具体的に、圃場ポリゴンデータおよび圃場周辺の道路網データに基づいて、利用者が設定した1日の作業上限時間を考慮し、圃場間の最短移動経路で作業を組み立て、作業日、作業時間、作業圃場および移動経路が対応した形で作業計画を作成できる。また、利用者は自身の都合に合わせて日毎の作業上限時間を自由に設定可能であり、降雨による作業可否の影響を考慮するための作業可能指数の計算機能も実装しているため、柔軟な作業計画が作成できる。
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