研究課題
若手研究
当初の実施計画を延長することで,以下の3つの研究成果の概略を示す.I. 黒ボク土を用いた土槽栽培実験,II. 人工マクロポアとSOM蓄積量の関係性, III. Hydrus2Dによる水分移動解析を実施した.局所耕うん法による密集根群下において,密集根群を伝う2次元の水分流れ,蒸散量およびCO2濃度変化を計測した.とくに,有機物分解をモデル化するため,CO2濃度の循環型計測システムを構築・評価した.
地域環境工学および農村計画学関連
本研究は,局所耕うん法における人工マクロポアが及ぼす水・炭素循環機構の要因を明らかにする点に学術的意義がある.本研究の成果により,局所耕うん法の地球温暖化軽減効果に繋がるような,人工マクロポア内のガス動態の実態把握が可能になった.