研究実績の概要 |
熱ストレス曝露時の肉用鶏で生体内での脂肪合成が盛んになる時期を明らかにするため、ROSS系統ブロイラーを3週齢まで飼養し、対照(24℃、湿度55±5%)、熱ストレス(32℃)、熱ストレス条件と同量の飼料を給餌するPair-Fed(24℃)に区分けした後、計10点のタイムポイント(0h, 12h, 24h, 48hours, 4d, 6d, 8d, 10d, 12d, 14days)において血液を採取する。採取した血液に関して、血中トリグリセリド、総コレステロール、グルココルチコイド濃度等、生体内での脂肪合成度合いを示す指標、ならびにそれに影響を与えると考えられる因子の時間変動を検証する。また、採血後のニワトリより脂肪組織ならびに肝臓を採取し、重量および発現遺伝子の変化についても明らかにする。諸般の事情に伴い動物実験に遅れが生じたため、上記実験を現在遂行中である。
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