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2023 年度 研究成果報告書

鳥類の精子貯蔵管をモデルとした精子選択メカニズムの解明

研究課題

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研究課題/領域番号 20K15648
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分42010:動物生産科学関連
研究機関広島大学

研究代表者

松崎 芽衣  広島大学, 統合生命科学研究科(生), 助教 (70848085)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワード精子貯蔵 / 精子競争 / 鳥類 / 父性の偏り
研究成果の概要

本研究では、最後に交尾した雄の精子が受精に有利となるlast male sperm precedence (LMSP)の分子メカニズムを、ウズラを用いた研究により明らかにすることを目的とした。本研究により構築したマルチプレックスPCRを用いたウズラの個体識別・父性鑑別システムに加え、精子貯蔵管における貯蔵精子の消費速度および精子貯蔵管内の貯蔵精子量を推定する試験系の組み合わせにより、LMSPが交尾後から受精に至るまでのどの段階で、どの様に生じるかを明らかにするための実験基盤を整備した。

自由記述の分野

動物生産科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では、精子中片部の長さが産仔の父性に影響を与える可能性という想定外の成果を得られた。また、雌が複数の雄と交尾した際に最後の雄の精子が受精に有利となるLMSP減少の詳細なメカニズムの解明には至らなかったものの、系統間の差異や精漿の有無といった精子の状態がLMSPに影響を与える可能性が実験的に示された。これらの成果は、今後のLMSPメカニズムの解明のための重要な手かがりとなりうる。

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公開日: 2025-01-30  

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