研究成果の概要 |
犬における壊死性髄膜脳炎は自己免疫性の疾患であることが疑われているが、その原因については不明であり、ゲノムワイド関連解析より原因遺伝子の特定を試みることとした。疫学的に発症率が高い犬種3種の末梢血を収集して、全ゲノム上のマーカーSNPを同定したところ、パグの3番染色体およびヨークシャーテリアのの1,9,15,16,20,24,25,28番染色体上に関連が示唆される領域を認めた。これらの領域における一番関連の強いマーカーSNPの大半はオッズ比が高く、疾患におけるマーカーSNPとして利用できる可能性が見いだせた。
|