研究実績の概要 |
本年度は食塩感受性高血圧症発症におけるCPI-17の重要性を明らかにするために,内因性の平滑筋ミオシンホスファターゼ阻害タンパク質であるCPI-17の遺伝子改変マウスを用いて,(1) 生理の状態、In vitroで、マウスの胸部大動脈、腎動脈壁の厚さで、ヘマトキシリン-エオシン染色(HE)を施し、血管内皮、平滑筋層、血管直径定量解析しました.形態学的変化WTと比較して, CPI-17 遺伝子マウスのは異常に認めませんでした。血管の大きさと厚さは血圧の影響はありませんと認められた.(2)WTとCPI-17 遺伝子欠損マウス、T38TS、T38TA 変異のマウスを用いて、DOCAシリコンペレットマウス背部皮下に埋め込み, 1%生理食塩水を自由飲水させることで、DOCA-食塩負荷高血圧モデル成功作りました。食塩負荷開始から最大45日までマウスの血圧はテールカフ法を測定しました。CPI-17 KO、T38Aマウスは、血圧は変わらず、WTとT38Sは有意に増加を認められた。CPI-17はの動脈性高血圧症における病態関係がありました。WTとT38S は一日水飲む量と排尿もCPI-17 KOとT38Aマウスに比べて、増加しました。WTとT38Sは左右腎臓の重さも増えましたが、KOとT38Aは変わりませんでした。腎臓の重さ増え可能性は、DOCA-食塩負荷で、腎臓の線維化と炎症が起こることをわかりました。CPI-17は腎臓の線維化と炎症関係があることを示した。マッソントリクローム染色で、炎症はみませんでした.(3)DOCA-食塩負荷高血圧モデル製作中、2週、4週、6週の尿と45日の血清をまとめましたが、腎臓の重さが違うの線維化と炎症病態生理機能については次年度にさらに詳細な解析を加える予定である。
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今後の研究の推進方策 |
生理の状態、In vitroで、マウス腎臓のミネラルコルチコイド受容体、AngII受容体の発現レベル定量解析を行うこと。初年度の製作DOCA-食塩誘発高血圧モデル続けて作製して、腎臓、尿、血清のIL-1b, IL-2, IL-6, MCP, NF-KB, albuminuriaはELISA ,ウ エ ス タ ン ブ ロ ッ ト、RT-PCRを 施す。DOCA-食塩誘発高血圧モデルマ ウ ス の血圧変動はテ レ メ ト リ ー 法で、 経時的に 測定・ 解析す る 。PKC とROCK 阻害薬をアルゼット浸透圧ポンプを投薬して、CPI-17 のDOCA-食塩誘発高血圧メカニズムを解析する。
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