研究課題/領域番号 |
20K15718
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分43010:分子生物学関連
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研究機関 | 横浜市立大学 |
研究代表者 |
鈴木 秀文 横浜市立大学, 医学部, 助教 (00793770)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | MED26 / ヒストン遺伝子 / 転写制御 / 遺伝子発現制御 / RNAポリメラーゼII / 核内構造体 |
研究成果の概要 |
Histone Locus Bodies (HLBs) とCajal bodies (CBs) はヒストン遺伝子の転写に重要な核内構造体である。本研究では、MED26と核内構造体との相互作用に着目しながら、ヒストン遺伝子の転写が時空間的に制御されるメカニズムの解明を試みた。本研究によって、MED26を含むMediator複合体は2つの異なる液相 (核内構造体) を融合させることによって、ヒストン遺伝子の転写終結を制御していることが明らかになった。
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自由記述の分野 |
分子生物学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ヒストン遺伝子の発現制御は腫瘍性疾患の発症メカニズムにも深く関与していることが知られており、本研究は腫瘍性疾患の発症メカニズムの解明にも重要であると考えられる。本研究により、Mediator複合体と核内構造体の相互作用による遺伝子発現制御機構の一端が明らかとなった。さらに、ヒストン遺伝子の転写終結を制御すると考えられる新規のRNAポリメラーゼIIの一時停止機構が明らかになり、転写終結制御に関する研究に新たな展開をもたらす成果となった。
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