2022 年度研究成果報告書

NF-κB経路における直鎖状ユビキチン鎖の競合的結合

研究課題

研究課題/領域番号	20K15756
研究種目	若手研究
配分区分	基金
審査区分	小区分43040:生物物理学関連
研究機関	京都大学
研究代表者	Walinda Erik 京都大学, 医学研究科, 助教 (80782391)
研究期間 (年度)	2020-04-01 – 2023-03-31
キーワード	ubiquitin / ubiquitin binding / NZF domain / M1 ubiquitin chains / linear ubiquitin chains / NMR spectroscopy / ITC / MD simulations
研究成果の概要	タンパク質へのポリユビキチン鎖の付着は、真核生物における重要な翻訳後修飾です。HOIP、HOIL-1L、SHARPINから成る直鎖ユビキチン鎖組み立て複合体（LUBAC）は、特定の種類のポリユビキチン鎖である直鎖ユビキチン鎖を合成します。HOIL-1Lは、そのNZFドメインを介して直鎖ポリユビキチンを選択的に結合することが知られているタンパク質の一つです。HOIL-1L NZFドメインと直鎖ユビキチンの結合形態の構造は既知ですが、認識特異性のいくつかの側面は未解明です。
自由記述の分野	生物物理学
研究成果の学術的意義や社会的意義	Scientific significance: understanding non-proteolytic functions of ubiquitin chains, particularly in immune signaling, survival, inflammation, immune disorders, cancer, and infectious diseases. Social significance: potential to contribute to the development of treatments for immune disorders.